MINOLTA SRTsuper

SRTの到達点
SRT101の発売が昭和41年、その7年後の昭和48年にSRTsuperは発売された。考えられないテンポののろさである。たかだかマイナ−チェンジである。今の時代なら半年後には発売されるだろう。
そして2年後にまたマイナ−チェンジSR505を発売している。
何がマイナ−チェンジされたかというと、101のファインダ−内情報はシャッタ−スピ−ドだけだったのが、superでは絞り値の直読式になった事とスクリ−ンがマイクロスプリットになった事である。505はさらにフィルムインジゲ−タ−とメモホルダ−をボディ背面につけただけ。

使い勝手はもちろん101よりsuperの方がいい。絞り値が見えるというのは安心である。
もちろんミノルタは101の最初から開放測光、開放測光か絞込み測光かで当時論争があったみたいであるが、ばかげた話である、開放測光が良いに決まっている。
露出の誤差が出ると絞込み測光派は言うが、その程度の誤差は、当時のフィルムの主流がモノクロであったことを考えると問題にならない。

みのかんのSRTsuper
何年前になるだろうか、東京の松坂屋カメラで買ったものである。6,7千円くらいだったと思う。角にあたりがあるということで安かった。ブラックボディということで結構気に入っている。
ファインダ−スクリ−ンの裏側に目立つゴミがあって、分解清掃をした。
分解してびっくりした事であるが、なんと絞りとの連動に紐が使われているのである。なんとも原始的である。これはあのXEにも使われていてびっくりしてしまう。XDではさすがにこれはなくなっている。
このカメラを持って撮影に出かけたのは一回くらいである。タムロンのマクロ90mmを買ったばかりの頃で、湯沢高原で花の撮影に夢中になっていた。
まわりのおじいさん達のカメラマンはみんなコンタックスRTSVなんかを使っていて、ちょっと引け目を感じた覚えがある。
RTSとSRT、ちょっと並び方を変えただけじゃねぇかとすねてみたりもした。

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